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XRとの出会い

 '81 XR250RB と '84 XR250RE

 高専に入ってバイクの免許を取得。自転車屋、土木作業員、郵便配達でお金をためてXL125Sを購入。XR200のリアショックが欲しかったなあ。憧れのバイクでしたが、現物を見ることはありませんでした。1980年くらいのことです。そのうち、'81のXR200Rが国内で限定販売され、バイト先の自転車屋でも1台売れました。オーナーに渡す前に、ちょっとだけ拝借して走ったのが、XRに乗った初めての体験です。

 舗装路をナンバーなしなので、ちょろちょろ乗っただけ。チェーンがジャラジャラうるさくて、硬いバイクという印象でした。

 その後、クシタニ福岡店のお客さんのツーリングに誘われて、早朝林道走行に行くようになり、XR200RやXR250RBの実物、XLの改造物のXRもどきに出会います。速い人たちが乗っていたこともあり、憧れは強くなります。やっぱXRよねって。当然、逆輸入車は超がつく希少車であったことは言うまでもありません。

 ある日、林道キャンプで、仲間の初心者のバイクがトラブルにあい、うまい人がそれに乗ってなんとか戻ろうということになりました。私のバイクを初心者に、私は憧れのXR250RBを借りて走ることになりました。
 背の高さ、ペダルの小ささ、実に新鮮なものでした。

 その後、XLXを購入したものの、バランスの悪さのため好きになりませんでした。

 就職して直後、友人が’84 XR250REをオーダーしたと聞き、もう、我慢が出来なくなりました。REは、RB時代と比べると、コンパクトになっていました。が、私は体がでかいので、RBのサイズのほうが良いように思い、なんとかRBが入手できないかと考えていました。ちょうどクシタニの店長がXR250RBを手放すとの話も聞き、譲ってもらえるよう連絡しました。が、タッチの差で、別の人に。フロントはCRのもの、ツーリーディングのドラムブレーキに270cc、CRのキャブ…そんなもん、もう手に入らないと思ったのですが、なんと、同じ仕様のバイクがもう1台あるというではないですか。

 その後、そのバイクを譲ってもらえるように、話をしてもらいました。それが、京都のバイタルスピリットの当時の店長のバイクでした。同じ仕様のバイクは、2台しかなかったはずです。

 私は当時、東京に住んでいました。夏休みに、京都を経由してバイクを受け取り、福岡まで帰宅することに決め、受け取りの日など、電話で連絡しました。

 いよいよ当日です。夜行列車で京都まで行きます。新幹線じゃないです。お金が無かったんです。XRは高かった。飲まず食わず遊ばず、とにかくXRのためにお金を貯めたのを覚えています。

 ヘルメット、ブーツ、ジャケットなどをバッグに詰めて京都のバイタルに。どんなバイクかなぁ、どんな人かなぁ。期待と不安、いや、かなりわくわくして京都に向かいました。

続く


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