20001.03.05(月)

入院4日目。今朝は曇り。朝から採血。血管が出にくいみたいで看護婦さんの手を煩わせてしまったかな。でも、左はもっとでないんですけど・・・・・
血圧 118−68 普通より高い。また花粉症かな。はなぐすぐす。くしゃみも連発。
体温36.3度
朝ご飯はおみそしるとかつぶし
9時過ぎ、教授回診がある。E先生が最初に来てくれて、主治医のD先生があとでこられた。机の上のテディベアを面白がってらっしゃる。
教授は私の胸をチラッと触って終わり。3秒ぐらい。なんだそんなもんか?手術前だからかしら?
そのあとすぐ、麻酔の先生(女医さんだった)から問診と麻酔の説明。
私の手術は朝1番。9時開始で8時半前には手術室に入るとの事。ここで注射を1本して、錠剤を飲んで、手術室で背中に局部麻酔、手首に全身麻酔をするとのこと。
卵などにアレルギーがないかや喘息の件などを聞かれる。
とても丁寧な説明。
今日は女性のお風呂の日ではないけど、手術前なので、お風呂に入れる。その前に、名札を手首に巻かれる。これで明日の人違いがなくなるね。
保険屋さんが、診断書などの書類を持ってきてくれる。
昼食前に主人のお父さんとお母さんが来てくれる。びっくりだった。お母さんはやさしい。涙が出てくる。
お昼ご飯はビーフシチュー。
昼食後、母と弟が来てくれる。手術の時間を伝える。そうこうしていると2時からの術式の説明を一緒に聞いてくれることになっていた主人も到着。
2時から術式の説明。
先生はマンモとエコーとMRIの結果を見せながら、乳がんがどういう風にできるのか?どんな風に広がっていくのか?から懇切丁寧に説明をしてくれる。
MRIの結果、私のガンには乳頭のすぐ下付近まで伸びている足がある。超音波の画像でも、ガンが乳頭方面へ乳管の中に広がってる部分が写っている。(普通乳管は超音波には写らないので画像に写ってるとしたらそれはガン化して大きくなっているいる乳管だと考えられる)
温存手術の場合、ガンを取り残してしまう。ガンをすべて取るために、「僕としては全摘をお勧めする」と言われた。
2度目の細胞診の結果はgroupW

術後の治療に関しては、組織を取り出してみないとわからないこと。
1.リンパ節の転移の有無
2.ホルモンレセプター
3.腫瘍の大きさ
4.年齢
5.がん細胞の種類
によって、抗がん剤を使うか、ホルモン治療をするか、どんな薬を使うか。がかわってくるので、2週間後の組織検査の結果を見て術後療法を決める。
温存できなかったから、ガンが進行していると言うことではない。ただ私の場合は、広がっている部分が乳頭にかかりつつあるため、残せないだけだと言われる。
胸筋のほうにまで足が伸びてるように見えるが、これは筋肉の膜が邪魔をして、よっぽどのことがない限り筋肉まで行ってしまうことはない。

胸は皮下組織の脂肪もほとんど取ってしまうため、あまり感覚はないだろうが、リンパ節を取るので腋のほうの痛みが強いだろうとの事。
その後、リンパ節の取り方、胸の傷の入り方も図に書いて説明してくださった。私は全摘になるので、胸の傷は1本。
手術の時間は3時間ほど。その後1時間ぐらいは手術室にいるので、病棟に戻るのは13時ぐらい。一晩はリカバリールーム。翌日から普通食。
抜糸までは平均1週間。リンパを排出するためにドレーンをつけるが、それが1週間から10日ぐらいで抜けること。
リハビリの説明も。ドレーンが取れたら、リハビリルームで本格的なリハビリの開始。
無理をしない程度に動かすのはいい事。
重いもの持ったり、ちょっと重いものでも長時間連続して持ったりするのはあまりよくないこと。
日常生活(家事など)はほぼ問題なくこなせるようになるだろう。
子どもを作れる時期に関しては、それからの治療をどうするかで変わるので、今はなんともいえない。

と言うことで、納得できる説明だったので、全摘でお願いする。

1時間半ぐらいいろいろ説明してくれた。先生の説明は丁寧でわかりやすく、ちゃんと納得して全摘に同意することができた。
その後、主人と二人で食堂でいろいろ話す。もうここまで来たら手術されるしかないから、がんばるしかない。それでもやっぱり涙は出てくる。
夕ご飯は 子持ちししゃも3匹、ミーとボール、酢の物。全部食べる。

検温36.8度。泣いたりしたからちょっと高いかな。
脈128-80 えらく高い。「さっきまであるいてたからじゃないですか?」と看護婦さん。
主人が19時ごろまでいっしょにいてくれる。
E先生が声をかけてくれる。
「明日麻酔から覚めたら、悪いところはバシッと全部取ってますからね」

主人を玄関まで送ってきたら、D先生、E先生と廊下ですれ違った。部屋にきてくれてたらしい。「明日がんばろうね」と言われた。
「よろしくお願いします」と返した。

受け持ち看護婦のFさんが来てくれる。明日は夜勤でリカバリールームの担当だそう。よかった。
リハビリの紙を渡される。壁に腕の角度とどこまで手が届くかの紙も張ってもらった。手術の翌日からは早速リハビリだ。

同じ部屋の78歳のおばあちゃんも、木曜日手術が決定した。
21時ごろ、看護婦さんが精神安定剤を持ってきてくれる。これを飲んで早めに休もう。
いっぱい泣いたからもう泣かない。明日は手術だし、そのあとのリハビリをして、一日も早く回復できるようにがんばるしかないもの。

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