この1週間、検索サイトで「乳がん」でヒットしたページを片端から読みました。日本語のページも、英語の文献も。その中でわかったのは、先生のおっしゃる通り、エコーで見たあの画像からしてガンかもしれないということ。もし私の状態がガンであれば、比較的初期の段階だろうから「温存療法」というのができるかもしれないこと。いろいろな方が自分の闘病記のページを作っていらっしゃることにとても力づけられました。入院の期間はどのくらいか、費用はいくらかかるか、その後の生活は普通に送れるのか。本当に参考になりました。

2001年2月 検査から1週間後


再び病院へ

本当は月曜の夕方、1度病院には行ったのだが、受付の看護婦さんから「今は専門の先生じゃないから、検査結果はわかるけど、治療方針などの説明もあるから午前中に来て下さい」といわれ、検査結果が悪かったんだなと直感。検査から1週間では大勢に影響はないはずだし、どうせ説明を受けるなら先週の先生がいいと思ったので仕切りなおし。主人は今日から出張なので覚悟を決めて1人で病院へ。

検査結果

診察室に入ると、先生が「お一人ですか?」といわれる。カルテにはさんだ検査結果を見せてもらう。ギリシャ数字は良性/悪性のレベル。「X」のところに丸がついている。ああ、やっぱり悪性だったんだ。

告知

「大丈夫ですか?」と念を押され、「はい」と答えると、先生は「この前の診察のときに可能性があるとは言っていましたが、残念ながら悪性の細胞が出ました。乳がんといえると思います。エコーや触診から、転移は今のところは無い様なので、ガンとしての段階的には1か、2になります。」

治療方針の説明

ここで先生は「乳がん」とかかれたきれいなカラーのファイルを取り出し、細胞のレベル、ガンの段階について説明してくれる。それから「症状のご説明」という複写になった紙に、図を書きながら手術とこれからの治療について説明。
・私の場合、腫瘍の大きさが2センチで、乳首から遠いこと(乳がんは乳首に向かって広がる性質がある)、他に転移は見られないようなので「温存療法」でだいじょうぶだろう。ただし再発の可能性は捨てきれないので、手術後通院で放射線を4週間から5週間毎日あてる。今はこれが主流。
・乳房を全切除する方法もある。こうすれば再発はめったにないだろう。この場合放射線はなしのことが多い。
・どちらの場合も同時に脇のリンパ腺も転移を防ぐためにとってしまう。
・どうしても傷はできる。「外科的に」見ればきれいにできるが、「美容的」には違うかもしれない。「温存」とは言ってもガンの回りを何センチかえぐるように取ってしまうので、左右の形は違ってしまうし、「垂れ方」(ぺちゃだから垂れるほどはないんですけどねぇ)も違ってくる。
・放射線終了後、女性ホルモンと抗がん剤の投与を状況を見ながら行う。
・細胞診で針を刺しているから、手術は2月中にしてしまうほうが良い。(注射針にがん細胞がくっついてなかったとは保証できないから)
・入院の期間は2週間から3週間。温存であれば翌日から起きて歩けるぐらいの手術。
・(今の病院なら)手術は翌日にでもできる、手術のタイムリミットまであと3週間ぐらいの余裕はあるので、自分が納得いくまで考えて、手術をどこの病院で受けるかも含めて、家族とよく話し合ったほうがいい。

もし可能なら、検査結果を聞きに行くときは、パートナーに一緒に行って貰ったほうが良いかもしれません。覚悟はしていても、実際に言われるのはやはりショックです。ちなみに、T病院には、放射線治療のための設備がないので、
1.手術をT病院で受けて、放射線は施設のある別の病院に行く
2.手術も放射線治療も別の病院で受ける
という2つの方法があること、近くにある放射線治療を受けることができる病院もいくつか教えてもらいました。

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